「保険」って、なんだろう?

生徒役おかね
にわとり
にわとり

ボクは病気で入院したことがないから、これから先も病気にはならないと思う!

にわとり
にわとり

病気のことを考えるから病気になっちゃうんだよ。

いま元気なのに、病気のために保険料を払うなんて無駄じゃない?

(注意:個人の極端な考え方の一例です)

うさぎ
うさぎ

も、もしかしたらそうなのかもしれないわね😅

うさぎ
うさぎ

にわとりがそう考えるのは自由だけど、誤解している部分もあるかもしれない

一度キホンから保険のことを見てみない?

人生にリスクはつきもの

「できるだけ穏やかに暮らしたい」
世の中の多くの人がそう願っているでしょう。
しかし実際は、人生山あり谷あり。

どれだけ交通安全を徹底しても、事故にあってしまうことはあります。
また、どれだけ健康に気を遣っていても、一度も病気にならずに一生を終えることはほぼ不可能です。

では「事故にあうかもしれないから、絶対に家から出ないぞ!」という決意を貫けるでしょうか?
それも現実的ではありませんよね。

あなた自身の人生に、これから何か悪いことが起こるかどうかは誰にもわからない。
でも周りを見渡すと、ときどき不運にも事故にあったり病気になったり、家が火事になってしまう人がいる。
その人たちとあなたは同じ人間。
ということは、一定の確率であなた自身にもこれから事故や病気が降りかかってくる可能性がある、ということになります。

このように、わたしたちはある程度のリスクを抱えながら生きていくものです。
個人では避けきれないリスクに対して

  1. たくさんの人がおかねを出し合って、
  2. その中の誰かに不運なこと(病気/交通事故/火災など)が起こったら
  3. みんなが貯めたおかねの中からお見舞金を渡す

という仕組み。
これが「保険」の大まかな説明です。

あなたの財布とみんなの壺

これを個人の視点から、こんな風に例えてみます。

まず、特定のリスク(事故や病気など)に備えて保険をつくるとします。
保険のおかねを集めるために、大きな壺をひとつ用意します。

リスクが心配で保険に入りたいあなたは、自分の財布から少額のおかね(保険料)を出してこの壺に入れます。

そして、もしあなたに この保険で想定した通りの不幸がおとずれたときは、みんなが壺にためたおかねの中から、その不運度に応じてお見舞金(保険金)を受け取ります。
ほとんどの場合、自分が壺に入れた金額よりも多くのお見舞金がもらえます。

あなたは、

「入院費や車の修理費がかかったけれど、お見舞金のおかげで自分の財布のおかねは減らなかった」
「保険に入っておいてよかったな」

と思えることでしょう。

逆に、もし幸運にも保険で想定した不幸な出来事が自分に起こらなかったとき、基本的に、壺に入れたおかねは返ってきません。
しかしそれは、「おかねを捨てた」「無駄遣いをした」というよりは「少額で安心を買った」と言えるでしょう。
この場合、あなたは、

「お見舞金をもらわなきゃならないような不幸がなくてよかったな」

と思うのではないでしょうか?

このように、不幸な出来事に遭った人も合わなかった人も「よかったな」と思えるように運営されるのが、保険の仕組みです。

社会保険と民間の保険

日本の場合、保険は大きく分けて「社会保険」と「民間の保険」があります。

社会保険は、世の中全体で支えあい、病気や失業、高齢のリスクを軽くしていこうという制度です。
特徴として、年齢など一定の条件に合う人は必ず社会保険制度に入らなければなりません。
そのため負担も大きいですが、困り果てる人を減らす効果があるので、世の中全体の安心をつくっているとも言えます。

民間の保険は、その保険で想定したリスクが本当に心配な人が、自分で選んで入ることができます。

日本に住み、日本の社会保険制度に組みこまれるあなたやわたしは、本来自分の財布に入るはずだった収入の一部を社会保険という壺に入れなければなりません。

社会保険の壺におかねを入れたあと、財布に残ったおかね。
その残ったおかねの中から、不安の程度に応じて民間の保険を選ぶことになります。

「民間の保険の壺」におかねを投じるか、それとも財布の中に多めに残しておき、自由に使うか。
その選び方は、個人の価値観やリスクに対する不安の程度によってさまざまです。

まとめ

  • 事故や病気のリスクは誰にでもある
  • 保険に入ることで、不幸な出来事があってもなくても同じような安心感を得られる
  • 日本には社会保険と民間の保険がある