そもそも 税金ってなぜ必要なの?

おかね

この間、家に泥棒が入りそうになったから、警察を呼んで捕まえてもらったよ タダでかけつけてくれる警察官に感謝だね!

え?!警察はタダではないよ?!

わたしたちの税金で交番が建ったり警察官のお給料がでたりしているのよ

そうだったんだ!はじめて知ったよ
※サイト管理人の実体験です

世の中には真の意味でタダのものは存在しないわよ

税金のキホンをざっくりと見てみましょう

快適な暮らしには、実はおかねがかかっている!

にわとりの一日

泥棒が入った日のにわとりの足取りをみてみましょう。

  • 朝、ごみ収集ステーションに資源ごみを出した
  • 県道を通ってかかりつけのクリニックに行き、医療費の3割を支払った
  • 帰りに図書館に寄り、本を借りた
  • 家に帰ってくると、泥棒が忍び込もうとしていたので警察に通報した
  • 警察官がやってきて泥棒は捕まった

泥棒には驚きましたが、警察がすぐに来てくれたので被害はなく、ほっとしました。 家の中からごみもなくなり、1か月分の薬をもらい、読みたかった本も借りることができました。

公共サービスは税金によって維持されている

この中で、にわとりのさいふから出たおかねは「医療費のうちの自己負担額(3割)」だけです。

では、

  • ごみの収集とリサイクル
  • 残り7割の医療費
  • 図書館の建物と借りた本
  • 警察官の働き

はタダ、つまり相手が親切で提供してくれたものでしょうか?

いいえ、違います。それらは税金によってまかなわれています。

警察やごみ収集などの公共サービス、そして道路や図書館などの文化的な公共設備・施設があるからこそ私たちは安全で快適に生活できます。
しかし、公共サービスや公共施設は、例えばお店でジュースを買うときのように「いい思い」をした人を特定してきっちりおかねをもらうことが難しいものです。

そこで、国民からひろく税金という形でおかねをあつめて、公共サービスの提供や公共設備・施設の建設につかわれるのです。

つまり、警察官などの公務員、それからごみ収集を請け負ったり図書館や道路をつくったりする会社は「社会のために良いことだから」とタダでやっている訳ではないんです。
税金からきちんと対価を受け取っているわけです。
おかねを受け取った以上、責任をもって仕事をしてくれているので、わたしたちは安心して暮らせているのですね。

消費税だけじゃない?税はいつ、どこで?

では、わたしたちは税金をどんな場面でおさめているのでしょうか。
必要な額の税金が得られないと公共サービスつまり社会を維持できなくなってしまいますよね。
だから、税金を集める国や都道府県・市町村はできるだけ確実におかねを集められるところに税をかけているといえます。

例えば、

  • ものやサービスを買うとき:消費税(代金を払うとき一緒に)
  • おかねを儲けたとき:所得税/住民税(給与天引きもしくは確定申告で)
  • おかねや価値あるものをもらいうけたとき:贈与税/相続税(税務署に申告)
  • ぜいたく品と思われるものを買うとき:酒税/たばこ税/ゴルフ場利用税(売る側が価格に上乗せ)

などです。

あなたが生活の中で税金を負担していると意識できる場面はありますか?
「消費税くらいしか思い浮かばない」という人が多いかもしれません。
しかし、実際はおかねに動きがあるとき、だいたいその一部を税金としておさめることになっています。
ただし、稼いだりもらいうけた額が一定額より少なければ、税金はかかりません。

税を通して貧富の差がちぢまるってほんと?

対象額によって異なる税率

税金の中には、どれだけおかねをもっているかに関わらず、一人当たりの納税額が同じものがあります(住民税の均等割)。

しかし、所得税や相続税はたくさんおかねを儲けたり相続したりするほど、税率(税の対象になる金額の何パーセントを税金として納めるか)が高くなります。
例えば、所得税の最高税率は45パーセントにもなります。
これは、税を通じて貧しい人と金持ちの格差を縮めようとする仕組みです。

富の再配分

現在の資本主義社会は、もともとおかねを持っている人が事業や投資をしてますます金持ちになるということが起こりやすい社会です。
そのため、たくさん儲けた人に「あなたは恵まれているから、儲かった分多めに税をもらうね」というルールが設定されています。
一方で、少ししか儲けておらず、生活していくので精いっぱいという人には、税がかからなかったり、税率が低かったりします。

こうして、社会のみんなが快適に暮らするためにかかるおかねを、金持ちは多めに負担し、貧しいひとは不公平にならない最低限の金額を負担することによって、バランスをとろうとしています。
これを「富の再分配」といいます。
消費税はどんな人にも同じ税率がかかりますが、これも「たくさんおかねを使う人(金持ち)ほどその分多くの消費税を負担している」と考えると、富の再分配になっていると考えることもできるかもしれません。

まとめ

  • 世の中には「理由もなくタダ」はない
  • 公共サービスは税金によってまかなわれている
  • 金持ちの負担を重めにすることで、税は「富の再分配」機能もあると言われている

とは言え、税金がムダ遣いされて オレたちの負担が重くなりすぎないように
選挙で意思表示するのも大切だぜー